レーシックとは
レーシック (LASIK)というのは角膜屈折矯正手術の一種で、名前の由来は「Laser in Situ Keratomileusis」の頭文字をったものです。目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることにより視力を矯正します。
欧米やアジア諸国で爆発的な治療者数の増加が起こっているこのレーシックは、数年のうちに白内障の手術件数を上回り、レーシックが眼科手術のトップを占めるようになるのではないかといわれています。アメリカでは1997年が10万件、1998年が28万件、1999年は80万件とレーシックの件数が増えてきていて、アジア諸国でも韓国、タイ、シンガポールなどで数万件に上るレーシック手術が行われているといいます。日本人の間でも、東南アジアでの格安レーシックを受けに行く人もいると聞きます。ただし、東南アジアなどでの安いレーシックは、非常に衛生状態が悪く、危険性の高いものだという話しも耳にします。レーシックがこれほど話題になったのはどうしてでしょうか。それは、もう一生治らないといわれていた視力が良くなる可能性が高いからでしょう。そして、レーシックは非常に高い安全性を誇っていることも人気の理由でしょう。日本ではレーザー治療に対する不信感が根強く残っているようですが、昔の治療に比べるとはるかに安全で痛みも少ないくなっています。しかし、将来的な心配や合併症の危険を指摘する声も多く、日本でのレーシックの普及はまだ先のことになるかもしれません。
レーシックの原理については、どの病院のホームページにも一通りの説明がなされていると思うので、その部分は簡単に書いておきましょう。原理としては、眼鏡やコンタクトをつけると光の屈折率が変わり焦点が合うのと同じで、眼の角膜の形を変えて焦点を合わせるというものになります。ということは、視力の低下も眼鏡やコンタクトを利用しているときと同じということになります。ただし、コンタクトやめがねと違って角膜は削った部分が多少再生するらしいので、レーシックで視力が戻る人が多少多いという結果がでているのかもしれません。レーシックが失敗することは非常に稀だといわれていますが、まったくないとは言い切れないところがあるので注意しましょう。まず、角膜の表面でフラップという薄いふたを作るのですが、このフラップは、一端を切らずに残しておかなければ戻すことが難しくなるそうです。フラップを作る機械には様々なものがあるようですが、やはり旧式のものほど失敗する確率が上がるという話があります。
レーシックはエキシマレーザーというレーザー装置によって角膜を薄く削りるのですが、フラップを作るマイクロケラトームと同じように、医師の技術以上に重要な位置を占めているようです。最新のエキシマレーザー装置にはアイトラッカーという機能がついていて、レーシック手術中に目が動いたとしてもレーザーが眼の動きにあわせてくれるというすごいもので、その為か自動追尾システムとも言われているようです。この機能に加えて、角膜の形を厳密に測定し、患者の形に合った設定を可能にする検査装置も出ているらしく、このような技術の進歩によってより性格で安全性の高い治療が可能になっていると言われています。 しかし、最も重要なのはやはりそれを扱う医者の技量で、角膜や眼の疾患に関する知識が十分であるか、十分な治療経験をつんでいるかという点が必要とされるでしょう。レーシックを受ける時は医者と治療機器の両方が充実した病院を選ぶことが何よりも重要だといえますね。
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Last update:2022/12/23